更年期の女性の症状「イライラ」の原因と対策
~更年期の女性の「イライラ」、自分を責めない対処法とは~
ちょっとしたことですぐにカリカリしてしまう、放っておけば良いようなことが気になってイライラする……更年期障害のつらい症状のひとつとして、こういった精神状態に悩まされる人は多いと言われます。
もちろん、こうなってしまうのは本人が悪いわけではありません。しかし周りの人には体の不調が原因であることが理解されづらいため、非常に厄介な症状といえます。
「性格が悪い、気性が荒い」と思われるのではないか、そんな不安とはサヨナラしたいですよね。
更年期の女性のイライラの原因
原因(1) ホルモンバランスとの関係
更年期の女性のイライラの原因は、ホルモンバランスの乱れによるものだと言われます。更年期にはエストロゲンという女性ホルモンが減少します。
エストロゲンをつくり出すように脳が刺激ホルモンを出すのですが、うまくエストロゲンをつくることができないためにバランスが乱れてくるのです。
原因(2) ストレスがイライラを悪化
精神的な問題ではなく、体内のホルモンバランスの乱れがイライラの原因です。しかし、そこにストレスが加わったとき、このイライラは悪化してしまいます。
仕事のこと、家庭のこと、様々なことにストレスを感じてしまうのではないでしょうか?私もイライラすると子供や夫にツイ当たってしまうということがありました。
もともとストレスを感じていなくても、更年期障害のイライラが生み出したストレスによって、負のスパイラルに巻き込まれてしまうのです。
原因(3) 更年期障害の治療を視野に入れる
更年期障害は一生続くものではなく、時間がたてば落ち着くものだと言われています。だからといって体に現れる症状を自分で我慢できても、イライラは最悪の場合、人間関係を壊してしまう可能性があります。
そうなってしまっては、更年期障害が去った後もその大きな代償を引きずっていくことになりかねません。他の症状を治療することがイライラの軽減にもつながりますので、心配な場合はまずは病院で診察を受けてみましょう。
更年期の女性の「イライラ」、自分を責めない対処法
対処法(1) 生活習慣を見直す
更年期障害そのものを軽くできれば、イライラも軽くなります。食事や生活のリズムを改善することで、体も気持ちも全体的に上向きにすることができます。栄養のバランスや、規則正しい生活を心がけましょう。
対処法(2) 自分をリラックスさせる
エストロゲンが減ると一緒に減ってしまうのがセロトニンという成分。しかし、セロトニンはエストロゲンとは違って、意識して分泌を促進することができるのです。
セロトニンは別名「幸福ホルモン」と呼ばれ、リラックスしたとき、恋をしたとき、幸せを感じたときにつくられます。
アロマオイルやエクササイズなど、自分を大切にできる時間を意識して持つようにすることもおすすめです。
最後に一言
「イライラしてしまう自分にイライラする」そんな風に考えがちですが、あなたは決して悪くありません。体の不調なのだと客観的にとらえ、改善策を探っていきましょう。
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